❶お湯でしっかり洗う

まずはお湯だけでしっかり洗います。この時、さっと濡らす程度で済ませるのではなく、約3分（毛穴が開くのが約3分）かけてシャワーでしっかり流します。
毛穴が開くと汚れが浮きやすくなるのです。

※浮かないと汚れが取れず毛穴がふさがり、内部の不要物が出られなくなって機能が低下するため

※お湯の温度は、あまり熱いお湯は避け、約40度くらい（ちょっとぬるいですが…）が適温と言われています。あまり高い温度のお湯では頭皮の必要な油分まで流してしまったり、髪のキューティクルにダメージを与えてしまいます。

❷シャンプーは適量で

シャンプー剤適量を手に取ります。

「泡立てたいから」「その方が汚れがよく落ちる気がするから」といった理由でシャンプーを大量に使う方もいますが、それってじつはもったいないだけでなく、流しきれずにシャンプー剤が髪に残ってしまい、頭皮や髪のダメージの原因になるのです。

おすすめしている一回の使用量は、
・ショート（男性も）1プッシュ
・ミディアム1～2プッシュ
・セミロングロング2～3プッシュ
・ロングヘア3～4プッシュ
です。1プッシュは約3ml。
少ないな？と思われるかもしれませんが、頭皮と髪がしっかり濡れていればこれで充分です。

❸しっかり泡立てる

シャンプー剤を手にとったら、まずは手のひらで軽く伸ばし、それから髪にまんべんなくつけます。
シャンプー剤を頭に直接つけると流し残しの原因になるので注意。

指の腹で空気を入れながらしっかり泡立てます。泡がない状態でシャンプーをすると、頭皮や髪に摩擦が起きてダメージしてしまうのです。爪を立てると頭皮に傷がつき、そこからばい菌が入って毛根がやられてしまいますので、やさしく、ていねいに、5分以上洗うと効果的です。

皮脂や整髪料の汚れが強いときはすぐに泡が無くなってしうので、一度洗い流したあと再度同じように泡立ててください。

泡立てポイント
水分量と空気です。泡立たないと感じたら、頭皮に直接お湯を足し、空気を入れるように大きく手を動かしてみます。

❹マッサージするように

髪ではなく、頭皮（毛穴）の汚れを押し洗うイメージで、マッサージするように、最低3分は洗います。とくに皮脂の溜まりやすい生え際、耳周りなどは優しく丁寧に。

髪は泡の力だけで十分なので強くこすらないように。髪をこするとダメージしてしまいますので注意。

❺しっかりすすぐ

これ、とても重要です！

洗い終わったら、しっかりお湯を通して洗い流します。

「しっかりすすぐ」とは具体的にどのくらい？3分以上はかけます（シャンプーの倍の時間でもOK）。泡とぬめりがなくなってからシャワーヘッドを手に持って地肌近くでしっかり流します。「これで流せた」と思ってから、さらに倍の時間流します。

※一般的には、ご自分でシャンプーをする際に1分も経たずに終わっていることが多いのです。

※シャンプー剤が頭皮に残ると、頭皮内の油分などをずっと壊し続けるためと、界面活性剤が皮脂とまざりあって酸化し、新しい髪が育つのを阻害してしまうのです。においの原因にもなります。健やかな頭皮を保つためにとても重要なのが、この「すすぎ」の工程なのです。

❻トリートメントは
どっちのタイプ？

トリートメントには2つの種類があります。
１．毛先につけるタイプ【毛先のケアを重視】
２．頭皮につけるタイプ【頭皮の乾燥を防ぐ】

毛先につけるタイプと頭皮につけるタイプでは、用途がまったく違います。

頭皮用のトリートメントも必要です！